2012年11月26日月曜日

出てよかった診断学会

32回診断学会は、大変勉強になった

各シンポジウムの内容が、いずれも重要かつ興味深く、
発表者もベテランから若手まで、内容が濃密だった
ランチョンも、おざなりでないアップデートなものだった
質疑では、北村俊則先生が厳しい質問をなされ、
この学会ならではの緊張感がみなぎっていた

DSM-5の動向、何やら心配な改定だが、
気分障害では双極性障害の扱い、人格障害では査定の複雑化など、
充分な研さんが求められそうだ

混合状態については、精神病理から操作カテゴリーまで、
豊富な情報が得られた
これも、一朝一夕にものにできれそうにない

成人の発達障害についてのセッション、
同感する点が多かった
各演者が、良く論点をまとめておられた

最後のNIRS、
精神医学診断の客観化に、
大きな期待を寄せている点、
当事者、医療者、研究者いずれも同様、
それを実感させるとともに、
課題が浮き彫りになったように感じた

ポスター会場が狭く残念だったが、
主任教授レベルが複数発表されていることに、
うれしい驚きを抱きつつ、
宜野湾の地を後にした

やはり診断学は、重く、深い