今月のはじめ、
精神医学研究の師匠である、
佐藤哲哉 先生(前 ミュンヘン大学教授 -Ludwig-Maximilians-Universität München)の訃報が、
佐藤哲哉グループ筆頭メンバーであった、故 坂戸薫 氏の奥様より、届いた
生前お会いする機会を、千曲荘病院で、ほんの2-3か月であったが、いただくことができた
今思うと、奇跡のような、ご縁であった
長らくドイツで過ごされていた、哲哉先生であるが、
ミュンヘンから奥様が来日され、千曲荘病院の遠藤先生と坂戸先生の奥様が、お逢いになった
懇談のご様子を、聞かせていただけた
亡くなられたのは、夏のころという
ドイツの教会で、あちらのご家族に見守られ、永眠された
こころあたたまる、ご葬儀の様子であった
佐藤哲哉グループの業績は、世界でそれなりの位置づけや評価をいただいていると、専門の皆様から伺っている
佐藤哲哉氏の業績が、今、人心に与えるインパクトを、いまここで論じるには、まだ整理つかぬが、
いずれは、しっかりとした総説をまとめねばなるまい
薫陶を受けた後輩として、そのDNAをどれほど引き継げているか、反省している
先週、グループの最若手であった桑原秀樹先生、そして坂戸美和子先生が高崎につどってくださった
両先輩を偲ぶ会、存分にかたりあうことができた
なつかしくも、悲喜こもごもを伴にした想いで、きびしくもたのしい思い出、それぞれの歩んだ道行、、、
なくなられたお二人から学んだ研究の体験が、私を支えてくれております
こころより、哲哉先生の冥福をお祈りします