2016年12月21日水曜日

師の訃報

今月のはじめ、

精神医学研究の師匠である、

佐藤哲哉 先生(前 ミュンヘン大学教授 -Ludwig-Maximilians-Universität München)の訃報が、

佐藤哲哉グループ筆頭メンバーであった、故 坂戸薫 氏の奥様より、届いた

生前お会いする機会を、千曲荘病院で、ほんの2-3か月であったが、いただくことができた

今思うと、奇跡のような、ご縁であった

長らくドイツで過ごされていた、哲哉先生であるが、

ミュンヘンから奥様が来日され、千曲荘病院の遠藤先生と坂戸先生の奥様が、お逢いになった

懇談のご様子を、聞かせていただけた

亡くなられたのは、夏のころという

ドイツの教会で、あちらのご家族に見守られ、永眠された

こころあたたまる、ご葬儀の様子であった

佐藤哲哉グループの業績は、世界でそれなりの位置づけや評価をいただいていると、専門の皆様から伺っている

佐藤哲哉氏の業績が、今、人心に与えるインパクトを、いまここで論じるには、まだ整理つかぬが、

いずれは、しっかりとした総説をまとめねばなるまい

薫陶を受けた後輩として、そのDNAをどれほど引き継げているか、反省している

先週、グループの最若手であった桑原秀樹先生、そして坂戸美和子先生が高崎につどってくださった

両先輩を偲ぶ会、存分にかたりあうことができた

なつかしくも、悲喜こもごもを伴にした想いで、きびしくもたのしい思い出、それぞれの歩んだ道行、、、

なくなられたお二人から学んだ研究の体験が、私を支えてくれております

こころより、哲哉先生の冥福をお祈りします