2010年5月12日水曜日

カンファレンスの妙

問題がおきないと、人はなかなかに動かない
気付かないことが、問題を通じて露わにもなる
問題が、時に契機となり、思わぬ展開を呼ぶ

ある多職種多機関カンファレンスに、参加した
問題行動を起こした事例について、関係者が集まり、意見を述べ合った
これまでもなんだか?ではあったが、カンファするまでではなかったのも事実

一つの事例に、たくさんの大人が時間を割き、どう理解し、かかわったらよいか、知恵を絞る
もちろん、それぞれの現場で、苦労や困難が続いていたこと、
それぞれに、心配し、対処し、かかわろうとしていたことが共有される

参加者の立場や背景が、共感される
対立や主張から、協働の動きが、はじまる
さらにそのむこうは、事例に対する、異文化理解
同じ環境刺激やコミュニケーションの文脈が、ずいぶん違った様相で、理解されていたのかもしれない

とすれば、常識や固定観念を超えた、かかわりの工夫が、コミュニケーションの一歩となる
こうした相互対話から導かれる、理解と対処

事例を通して集った意味
話が「通じる」関係者に、お一人おひとりが格上げされる

まさしく、人生クラブの会員として

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