2010年6月7日月曜日

生き方に引退はない

“ハイチのマザーテレサ”
 83歳日本人女医の挑戦

http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=2893

死者22万人の大地震に襲われたハイチで、30年以上医療活動を続けている日本女性がいる。
「ハイチのマザーテレサ」、とよばれる、医師で修道女の須藤昭子さん(83歳)。
長い無政府状態から、取り残された『場所』と言われた国。
失業率70%の貧困、治安悪化、政治の混乱が続くハイチで、結核医療支援を続けてきた。
地震発生時は3年ぶりの帰国中で、難を免れられた。
先月、現地に戻った須藤さんが直面したのは、想像を絶する被災の実態、そして、国際的な支援の手が十分に届かない貧困層の苦しみ。
ハイチの人々が自らの手で復興する道を手助けしようと、さらなる活動を始めた。

それを支えるのは、

『自分で考えるというより、こういうことをどういうふうにしていったらいいのだろうと、相談をかけます。そうすると、向こうから、ハイチ人の青年達から、いっしょに働いているグループの人たちから、こういうふうにしたらどうだろうか、というふうに、自分達から回答を持ってくるわけですね。それで、私も、「じゃあ、それはいい考えだ」とか、「いや、もっとこうしたらいいのではないか」とかいうふうに、相談しながらやっていく。ですから一人ではないのです。一緒にやっていくんですよね』

という協働の姿勢

国谷キャスターの
「83歳ということで、そろそろ活動を辞めようと考えることはありませんか?」という問いに、

「年齢ではなくて、引退ってことは考えません。
引退は職業ですよね。
でも私は、一つの生き方ですから。
生き方に引退はないんじゃないでしょうか。」

確固たる生き方をされている方の、おごりも高ぶりもない、冷静で熱い、心の姿勢を、感じた。

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