2012年7月28日土曜日

五輪開会式、そしてbiutiful

オリンピック、入場の選手団は、まずギリシャ、そしてアフガニスタン、、、
世界は、決してバラ色でも、お祭り一色でもないのであろう


開会式は、英国の歴史、
牧歌的な風景、複雑な経緯がかいまみえる、
イングランドはともかく、スコットはエイジンバラに招致したいの?
というくらいの拍手の違い


ラグビーとクリケット、決して五輪競技にはなりえないが、
しっかりと映像で登場


そこからSF的な舞台に変容
煙突が伸び、煙がまい、リドリースコット調だ
画面に映る人々は、すすにまみれ、決して明るくも楽しそうでもない
しかしそれをしっかりと映す、前回大会とのまずは違いか?
自尊と自己愛との大いなる差異


ケネスブレナー演じる、近代文明の権化、
煙突はセリ上がり、パーカッションはこれでもかとせきたてる
銀行員、公務員、自営業、、、だれしもが、この歯車とリズムの中にいる
そして、ほっと、抜けることもできはしない


合間の映像は、ダニーボイルの描く
上質な映像エンターテイメント
スピード、動き、温かみ
トレインスポッティングから、かわりませんね
マジェスティークイーンの登場の段、拍手の演出


彼の視点、マイノリティーや病者にあること、ひしひしと通じる
上からでなく、同じ目線で


五輪で英国の保険医療制度を、クローズアップするとは!
ある種の皮肉や批判にも受け取れます






なぜかここから
バルデムの名作
biutifulへ


これもけっして、
美しくも、きれいでも、美談でもない
死に向かう裏人間が、
子供思い、仲間を思い、
しかしむかうべきは、現実


荒んだ社会
移民と汚職と薬物と、、


究極、共通するのは、
生と死
人間の、すり減った真のところにある、何かしかない
賢者も、富者も、善人も、、、
それしかない
大切な、なにかとは?


決して我が国が描けないであろう、映画
そして、開会式も、それと近い、感触
東京で、もし開かれたら、
歴史を、暗部を、弱者を、我々の社会は、世界に奇麗事でなく、伝えうるのか?


しかるべき進化を、
すすむのであろうか?




入場式は、
イラク、イラン、とすすむ






このあと、
ポールが
ジョンの息子を力づけるために作ったといわれる、
そして、僕が高校時代に若干の思いもある歌を、
ライブパフォームするという




選手の皆さんの、
それぞれの生きざまに、
乾杯!!

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