2013年4月5日金曜日

メンタルヘルス通信より、ふたたび

4年前に前職ではじめた、メンタルヘルス通信。

大学キャンパスで、学生さん方の健康を支援する、ささやかな情報発信のこころみ。

新たなキャンパスにご縁をいただいたこの春、その一部を、
少しづつ転載していきたいと思います。


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さて、問題のない、悩みのない学生生活、それは本当の意味で、よいことなのでしょうか?


私たちは、困ったり、行き詰まったことない人生から、何を学ぶでしょうか。

未熟な私は、挫折や失敗のとき、先輩からかけてもらった言葉、出会った書物、感じ入った映画などから、成長のチャンスをいただいたように思います。


青年期は自立や対人関係をめぐって、様々な悩みを抱えることが多い時期です。

景気後退による就職難、世の中のパラダイム変化などを背景に、矛盾に出会う。

大学生活で、自分自身を見つめ、自分の方向性に戸惑い、時に挫折し、少し寄り道し、ちょっと無駄な時間を過ごすかもしれません。


「問題や悩み」は、きっと大切な成長の糧なのでしょう。

こうしたテーマを、学生みなさんが肯定的な礎としていけるよう、時にガイドし、時に見守り、時にぶつかる壁となる諸先輩に出会えたら。

それは、とてもよい学生生活といえるのではないでしょうか。

(次号に続く)

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