2013年5月7日火曜日

公益法人となるために

表題のメールを、福田正人先生から、MLを通じていただきました

自分の言葉でうまく語れぬゆえ、趣旨をそのまま転載いたします

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心ある精神科医の皆さま



 今月後半に、福岡で日本精神神経学会の総会が開催されます。学会は今年から、公益社団法人となりました。これまでは、そのための法的な基準を満たすよう体制を整備することを優先せざるを得ませんでした。これからは、公益社団法人に相応しい学会となっていくことが求められます。


 公益法人の法的な条件は、「不特定かつ多数の者の利益の増進に寄与する公益目的事業比率が50%以上」であることです。この条件を、
★「学会員の利益以上に当事者・家族を始めとする国民の役に立つことを優先させる」★
という意味に解釈できるようになりたいと希望しています。


 どうしても自分の利益を優先させてしまう時に、目を覚まさせてくれることが学会の役割であってほしいと思います。そういう学会であってこそ、専門家集団として社会から信頼を得ることができます。公益法人の準備の過程で、こうしたテーマをとりあげる余裕がなかったのは残念でした。


 このような議論が心ある精神科医のなかで広がり、学会を動かしていくことを願っています。ご賛同いただける方は、このメールの趣旨をご自身の言葉で身近な精神科医にお伝えいただけますと幸いです。

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