待合は、患者さんであふれていた。
初診の受付から、時間が積み重なっていく。
多くの方が、病を抱えながら、時にうなだれ、時に飽いたように、順番を待つ。
職員も皆必死に働いている。
受付の人も、案内の人も、看護スタッフも。
病院が癒しの場になることは、夢物語だろうか。
もし、いごごちが良いと、医療費が高騰し、病院はパンクするだろうか。
医師や職員は疲弊し、癒しどころではなくなるかもしれない。
昼休みに、田坂広志先生の「風の対話」と、対峙する時間を持てた。
「魂が共鳴する言葉との邂逅を求めて読む」
いただいた言葉が、心に鐘のように鳴り響く。
”あなたが世界であり、世界があなたである。
あなたが癒されるとき、世界もまた癒される”
現実批判を通り越し、感謝の気持ちと、不条理を請け負う覚悟をもって、
午後からの仕事に向かいたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿