2009年11月12日木曜日

ダライラマ法王のシンポジウムに参加して‐知識・情報・啓蒙による専門家への過剰なニーズ集積から、一部の幻想的奇跡願望に耐えうるまなざしへの示唆

ダライラマ法王、ごくごく自然体で、当たり前のことを率直に、参加者と同じ目線で語りかけられた。
心のどこかで、ものすごい、凡人とは違う方に会えるのではと、カリスマ的な体験を期待していた、自分に気付いた。
頭上のライトに赤いバインダーをかぶり、カメラを気にせずお薬をお飲みになり、トラブルを笑って受け流す。
宗教指導者も、われわれと同じ、生身の人間であることが、やっとわかった。
そこで語られた言葉に、目新しさや気張ったところはないが、一緒に同じ地球に住んでいる、そして何とかしていける、というメッセージに聞こえた。
世界の期待や注目を受ける中で、ありのままの自分で居られること、そこに素晴らしさがあるのかもしれない。

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